ミクシィの特別損失について
こんばんは、ネモです。
今日は、後で読むと書いていたツイートから書いていきたいと思います。
問題となっているのは、ミクシィの子会社であるチケット転売で知られている「チケットキャンプ」です。
あとで読む
— 斉藤ネモ (@Nemo10164) December 27, 2017
ミクシィ、特損77億2900万円を計上 「チケットキャンプ」を来年5月末で終了 | ロイター - 東洋経済オンライン https://t.co/htzjL09Yti @Toyokeizaiより
特別損失ってどんなもの?
異常な場合に発生した損失。または、異常な額の損失。
といった表現が正しいと思います。
台風で倉庫の商品が水浸しになってしまった。といった事から
100万円で買った株が40万円まで下がった。といった事まで色々あります。
今回のミクシィのパターンでは
子会社にした時の際に計上した「のれん(超過収益力)」が子会社の信用の失墜によってなくなったことです。
のれんとは?
超過収益力ですが、企業(会社)の価値を算定するときに資産(+)から負債(-)を引いた額が基本的には純資産(+)となっています。(-だと純負債)
純資産が一番簡単な会社の価値になっています。
その会社の価値と支配(子会社に)するために使った(株を買った)金額が会社の価値を上回っているときに計上します。
純資産には、載せれない(計上できない)ものがあって会社を子会社にしたという証拠として、「のれん(超過収益力)」を計上します。
ついでに書いておくと、20年以内に「のれん」がなくなるように基本定額で償却し(減らさ)なければなりません。
結果としてミクシィは
「チケットキャンプ」の会社を取得(子会社に)した際に会社の価値よりも多い額を支払っていた。という風にもとれます。
それだけ勢いのあった会社であったから計上していたのか。
のれんにしておいてゆっくり償却したかったのかは分かりません。
77億2900万円もの金額ですし、異常な発生とも言えます。(子会社がなくなるので)
チケットキャンプの問題点
モラルがない。といった点から火が付いたのかもしれませんが
ただの不正です。
大口のお客様だけに手数料をなくすという「ごひいき」をしたことで処分されるようです。
チケット不正転売:サイト運営会社と業者を捜索 京都府警 - 毎日新聞 https://t.co/loIe2e27Xu
— 斉藤ネモ (@Nemo10164) December 28, 2017